ワタ串ナイトウめは、去る8月24日に実家のある
新潟県巻町にて開催されました標記レースに特別出場してきました(特別出場の理由は、特になし)。
スイム約1.5km、バイク13.4km×3周のおよそ40km、ラン9.8km≒10kmの大体51.5kmの大会です。
この大会には、第1回と第2回に出場しており、第2回時には何と第7位になってしまって
家族とのゴールシーンがTVのエンディングにも使われた思い出のレースです。
例年ですと、佐渡大会の1週間まえの開催なので参加を見送っていたのですが、
今年は2週間の間隔があいていたので「特別に」参加してみることにした、というわけです。
今年のワタ串は、Mithyに入門させていただいたこともあり、
練習量は例年と同じかキモチ多めではありますが、やる気マンマンで臨みました。
シ、シ、シカシ。木曜日の夜、社内同期会で久々の「正体不明・平衡感覚ナシオ君」となってしまい、
そのダメージがレース前々日までしっかり残ってしまいました。
さらに、このレースに参加する長野市のチーム・EASY NAGANOの面々5名ご一同様が、
我が家に宿泊することになっており、十戒やイスラム経シーア派の規律よりも厳しい
我が家のシキタリ「お客様としっかり酒酌み交わしてフカ〜ク交流を深める」ことになりました。
止めときゃいいのに、6人(うち一人は下戸)でビール大瓶8本と発泡酒18本を瞬く間に空けてしまい、
しっかり出来上がってしまいました。
土曜日(前日)午前中のラン10kmも調子良く、バイク・コース下見の時には、
40km/hrくらいで10kmほども巡航できたもんで、「調子よかんべぇ!」と乗りすぎたようです。
ここでちょっと無理したのも、数%悪影響を及ぼしたようですが、
ともあれ久しぶりに旧友と再開したこともあって、皆で元気良く飲んでしまったのが問題でした。
レース当日朝、アルコホールを抜くために、自ら会場までのたった12kmをバイク自走を志願して、
向かい風に逆らって走り、汗だくになって会場についた頃には、アンヨぴくぴく状態で参っちゃいました!
海も波高く、スイムは三角白波たつ濁流のため、650mに短縮。
荒れた海では、距離が長いほど力の差がつくので、なんとしても1.5kmでやって欲しかったのですが、
残念!これでは、「スイム=腕力勝負」の方々や、リレー参加の「スイムだけ命!」の選手に
馬鹿ぢからを出されてしまってヨコに弾き飛ばされるかも?
天候は曇りで、北西の26℃ほどの風約200cmのなか、「炎のランナー」のポスターと見まごうほど、
テトラポッドに打ち付けられて飛び散る飛沫を見ながら待つこと15分。あんまり待たせられるので、
突如「よっしゃ!」とウエットスーツ脱ぎ捨てもろ肌脱いで、
トウヤマ商店のキンさんよろしく
「みなさ〜ん!正々堂々、最後まであきらめずにゴールを目指すゾ〜」(お〜!)、
「今日は、目いっぱい楽しむぜぇ〜!」(わお〜!)
とトキノコエをあげて景気付けをしてやりました!
はじめは、ちょっと心配だったのですが周りの皆は「実は、まってたんスよ!」って言ってくれたりして、
ちょいとウレシかったですね。
さて、最前列に並んでよ〜い「ぱーん!」、ここでいつもなら飛び出すところなのですが、
体調ン悪さも合ってか、周りの気合はいりまくりの選手に圧倒されて、泳ぎだしたのが4〜5列目!
50mほど先の右カーブでテトラポットに打ち付けられつつ曲がると、
何と先頭はもう15mほど先に・・・・。げげげ!泳ぎ始めたばかりなんで、
周りはまだ力を持て余したぶんぶん丸の群れ!それでも文字通り荒波にモマレながら浜に上がると、
参加160数チーム中なんとゲロリン「23−25位」くらい!
こんなはずでは・・・と思いながらトランジットにヨタヨタと向かう間に、
怒涛の勢いでくる後続に更にダダッとぬかれ、応援の子供に
「あんちゃん!早いよ!28位!」って言われる始末。
酔っていてもスイムだけは自信があったのに、悲しい始まりでした。
さて、しかしお次は、昨日、思いがけず好調(と思われた)バイク!
「ぬお〜!」とばかりに走り出すが、メーターを見るまでもなく、
なんかアンヨがよちよちして、まわらんですのヨ。それほどバイクは得意でもないとはいえ、
「オトナが赤子の手を捻るように」スッカスッカと抜かれてしまう!
アゴからは、昨日のアルコホールのしずくか、冷や汗か、はたまたガマのアブラか、
だら〜りだらりと滴り落ちる! まっ平らと言ってはばからなかったバイク・コースが、
えれー起伏に見えてさあ大変! 自分の情けなさを他人にぶつけて
「てめー、ドラフティングしてんじゃね〜ぜ!」なんて怒鳴りつける始末
(結局、マーシャルもこれを見ていて、117番のそのカレはあとでペナルティを貰ったようですが)。
13.4kmの3周回、だいたい40kmの修羅場をなんとか切り抜けて、
さあ、気分を改めてこれこそ「怒涛の追い上げランだ!」というところを見せ付けてやろう、
と勢い良く飛び出そう(かな?)としたのは気持ちだけで、
なんと全くワタ串の”おみ脚”が全く前に出ないではないですか!
こんなの、デビュー戦依頼の「メガトン鉛脚」「田辺絹子(憶えてますか)の脚とすげ替えられたか?」
と思うほどの重たさ! それまで、小雨もぱらつくような程度の天候も、
突然のギンギラ夏女ナツコ状態になり、「もうどうにデモして!」
ってな「熱湯、風呂場甲子園!」状態です。A.S.は2kmごとにあるのですが、
調子の悪いときの2kmのなんと長いことか! ホウホウのテイでゴールすると、
トップとの差はなんと22分!個人の部で38位(160人くらいが出走?)、
2時間19分もかかって地獄を見てきました。あ〜しんど。
アワード・パーティーは、スイム会場に面した「浜茶屋(=海の家)」で
オードブルをつまみながら、本邦地ビール第1号のワッター自慢の「越後ビール」
ほぼ飲み放題状態の大サービス! とはいえ、「もう酒ヤメタ」のワタ串には嬉しくもツライ!
しかし、しっかり2本飲み干して、疲れを癒したのは言うまでもありません。
おつぎは、空クジナシの大抽選会!一等はMTB!地酒やカーブドッチのワイン(これが通の間で大評判)、
地元の有名菓子屋の詰め合わせセットなど、大盤振る舞い王でございました。
(ちなみに、ワタ串メは「高級タオル1本!」)
ここ数年は、「大体」または「およそ」51.5kmのレースに出て筋肉痛で
困ることなどなかったのですが、翌日(今日)はワタ串の筋ニクンも体調にも
しっかりダメージが残ったままです。
2週間後に、この4倍の距離を「あの佐渡」で走らなアカンのか、
とおもうと「サドマゾ」的絶望に陥ってしまいました。
これが、「酒だけ」の理由だといいのですが・・・。
佐渡の前というのに、水曜から日曜まで、しっかり仕事で出張が入っており、
佐渡に向けて恐怖の心理状態に陥るには、十分効果的な「第11回越後七浦トライアスロン大会」でした!
来年は、Mightyでぜひ我が家にお出でを! そして、前日の夜は・・・・。
(レポート by ワタ串ナイトウ)
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