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(2003/AUG/24) 2003 越後七浦トライアスロン( by ワタ串ナイトウ)
ワタ串ナイトウめは、去る8月24日に実家のある 新潟県巻町にて開催されました標記レースに特別出場してきました(特別出場の理由は、特になし)。 スイム約1.5km、バイク13.4km×3周のおよそ40km、ラン9.8km≒10kmの大体51.5kmの大会です。  この大会には、第1回と第2回に出場しており、第2回時には何と第7位になってしまって 家族とのゴールシーンがTVのエンディングにも使われた思い出のレースです。  例年ですと、佐渡大会の1週間まえの開催なので参加を見送っていたのですが、 今年は2週間の間隔があいていたので「特別に」参加してみることにした、というわけです。

 今年のワタ串は、Mithyに入門させていただいたこともあり、 練習量は例年と同じかキモチ多めではありますが、やる気マンマンで臨みました。  シ、シ、シカシ。木曜日の夜、社内同期会で久々の「正体不明・平衡感覚ナシオ君」となってしまい、 そのダメージがレース前々日までしっかり残ってしまいました。  さらに、このレースに参加する長野市のチーム・EASY NAGANOの面々5名ご一同様が、 我が家に宿泊することになっており、十戒やイスラム経シーア派の規律よりも厳しい 我が家のシキタリ「お客様としっかり酒酌み交わしてフカ〜ク交流を深める」ことになりました。 止めときゃいいのに、6人(うち一人は下戸)でビール大瓶8本と発泡酒18本を瞬く間に空けてしまい、 しっかり出来上がってしまいました。  土曜日(前日)午前中のラン10kmも調子良く、バイク・コース下見の時には、 40km/hrくらいで10kmほども巡航できたもんで、「調子よかんべぇ!」と乗りすぎたようです。 ここでちょっと無理したのも、数%悪影響を及ぼしたようですが、 ともあれ久しぶりに旧友と再開したこともあって、皆で元気良く飲んでしまったのが問題でした。

 レース当日朝、アルコホールを抜くために、自ら会場までのたった12kmをバイク自走を志願して、 向かい風に逆らって走り、汗だくになって会場についた頃には、アンヨぴくぴく状態で参っちゃいました!  海も波高く、スイムは三角白波たつ濁流のため、650mに短縮。 荒れた海では、距離が長いほど力の差がつくので、なんとしても1.5kmでやって欲しかったのですが、 残念!これでは、「スイム=腕力勝負」の方々や、リレー参加の「スイムだけ命!」の選手に 馬鹿ぢからを出されてしまってヨコに弾き飛ばされるかも?

 天候は曇りで、北西の26℃ほどの風約200cmのなか、「炎のランナー」のポスターと見まごうほど、 テトラポッドに打ち付けられて飛び散る飛沫を見ながら待つこと15分。あんまり待たせられるので、 突如「よっしゃ!」とウエットスーツ脱ぎ捨てもろ肌脱いで、 トウヤマ商店のキンさんよろしく 「みなさ〜ん!正々堂々、最後まであきらめずにゴールを目指すゾ〜」(お〜!)、 「今日は、目いっぱい楽しむぜぇ〜!」(わお〜!) とトキノコエをあげて景気付けをしてやりました!  はじめは、ちょっと心配だったのですが周りの皆は「実は、まってたんスよ!」って言ってくれたりして、 ちょいとウレシかったですね。  さて、最前列に並んでよ〜い「ぱーん!」、ここでいつもなら飛び出すところなのですが、 体調ン悪さも合ってか、周りの気合はいりまくりの選手に圧倒されて、泳ぎだしたのが4〜5列目!  50mほど先の右カーブでテトラポットに打ち付けられつつ曲がると、 何と先頭はもう15mほど先に・・・・。げげげ!泳ぎ始めたばかりなんで、 周りはまだ力を持て余したぶんぶん丸の群れ!それでも文字通り荒波にモマレながら浜に上がると、 参加160数チーム中なんとゲロリン「23−25位」くらい! こんなはずでは・・・と思いながらトランジットにヨタヨタと向かう間に、 怒涛の勢いでくる後続に更にダダッとぬかれ、応援の子供に 「あんちゃん!早いよ!28位!」って言われる始末。 酔っていてもスイムだけは自信があったのに、悲しい始まりでした。

 さて、しかしお次は、昨日、思いがけず好調(と思われた)バイク! 「ぬお〜!」とばかりに走り出すが、メーターを見るまでもなく、 なんかアンヨがよちよちして、まわらんですのヨ。それほどバイクは得意でもないとはいえ、 「オトナが赤子の手を捻るように」スッカスッカと抜かれてしまう!  アゴからは、昨日のアルコホールのしずくか、冷や汗か、はたまたガマのアブラか、 だら〜りだらりと滴り落ちる! まっ平らと言ってはばからなかったバイク・コースが、 えれー起伏に見えてさあ大変! 自分の情けなさを他人にぶつけて 「てめー、ドラフティングしてんじゃね〜ぜ!」なんて怒鳴りつける始末 (結局、マーシャルもこれを見ていて、117番のそのカレはあとでペナルティを貰ったようですが)。  13.4kmの3周回、だいたい40kmの修羅場をなんとか切り抜けて、 さあ、気分を改めてこれこそ「怒涛の追い上げランだ!」というところを見せ付けてやろう、 と勢い良く飛び出そう(かな?)としたのは気持ちだけで、 なんと全くワタ串の”おみ脚”が全く前に出ないではないですか!  こんなの、デビュー戦依頼の「メガトン鉛脚」「田辺絹子(憶えてますか)の脚とすげ替えられたか?」 と思うほどの重たさ! それまで、小雨もぱらつくような程度の天候も、 突然のギンギラ夏女ナツコ状態になり、「もうどうにデモして!」 ってな「熱湯、風呂場甲子園!」状態です。A.S.は2kmごとにあるのですが、 調子の悪いときの2kmのなんと長いことか! ホウホウのテイでゴールすると、 トップとの差はなんと22分!個人の部で38位(160人くらいが出走?)、 2時間19分もかかって地獄を見てきました。あ〜しんど。

 アワード・パーティーは、スイム会場に面した「浜茶屋(=海の家)」で オードブルをつまみながら、本邦地ビール第1号のワッター自慢の「越後ビール」 ほぼ飲み放題状態の大サービス! とはいえ、「もう酒ヤメタ」のワタ串には嬉しくもツライ!  しかし、しっかり2本飲み干して、疲れを癒したのは言うまでもありません。   おつぎは、空クジナシの大抽選会!一等はMTB!地酒やカーブドッチのワイン(これが通の間で大評判)、 地元の有名菓子屋の詰め合わせセットなど、大盤振る舞い王でございました。 (ちなみに、ワタ串メは「高級タオル1本!」)

 ここ数年は、「大体」または「およそ」51.5kmのレースに出て筋肉痛で 困ることなどなかったのですが、翌日(今日)はワタ串の筋ニクンも体調にも しっかりダメージが残ったままです。 2週間後に、この4倍の距離を「あの佐渡」で走らなアカンのか、 とおもうと「サドマゾ」的絶望に陥ってしまいました。  これが、「酒だけ」の理由だといいのですが・・・。 佐渡の前というのに、水曜から日曜まで、しっかり仕事で出張が入っており、 佐渡に向けて恐怖の心理状態に陥るには、十分効果的な「第11回越後七浦トライアスロン大会」でした! 来年は、Mightyでぜひ我が家にお出でを! そして、前日の夜は・・・・。

(レポート by ワタ串ナイトウ)

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