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(2003/AUG/12-19) 2003 タッキーのなつやすみー! ( by タッキー)
お盆だっちゅうに何でやねん!雨、雨、雨...!  ガンガン山を攻めて来るぜ!と勇んで里帰りしたっちゅうに、雨、雨、雨、土砂降りの雨ばっかり降りやがって! ぷんぷん!半袖しか持って行かなかったのに、夏とは思えぬあまりの寒さに兄の長袖を借りて寒さを凌ぐ始末! 8日間も休んだのにバイクに乗れたのはたったの2日だけ。 新車のコルニャゴも出番が無く、寂しい思いをした今年の夏休みでした! と言うわけで、たった二日間の貴重なバイク練習の模様を田舎の風景たっぷりでお伝えします。 どの画像見ても山ばっかしやないけ!と怒らないで下さいね! ホントに山しか無いんです...ワシの田舎...!(左から右、下段の左から右へと読んでね!) (レポート by タッキー)

↑どうスカ!この田舎情緒たっぷりの風景! 画像はワシの村から隣村まで新しく開通した新道。只見川の風景を存分に楽しめる。 秋の紅葉シーズンも最高です!ドダ!モリナガ!おまえの好きなマイナスイオン燦々だぜ! (遠くに見える水色の橋は、新しく出来た四季彩橋(しきさいばし:字が違うかも))
緑のシャワーが降り注ぐ〜! ワシ(タッキー)の田舎は福島県の会津!金山町っちゅう緑豊かな(緑しか無いとも言う)超ド田舎! 町の中央を流れる只見川に沿って、わずかばかりの土地に点在する村々が合併して出来た町です。 只見川は水力発電で有名。町だけでも3つのダムが在り、5つの発電所が在る。 高校時代はこの只見川でボート(ナックルフォアという4人漕ぎ、1人舵取りの5人乗りボート)の練習に明け暮れました。 毎年お盆にはバイクで自走帰省していたのですが、ここ数年は歳に負け、車で帰省しています。 今年はバイクを新調し佐渡国際に向けガンガン練習するつもりで帰ったのに、 雨ばっかし...オマケに寒い!思う様な練習が出来ずに残念でした! 取り合えず実家に帰った翌日の8月13日、天気予報では雨の降る気配がなく、 早速購入したばかりのコルニャゴC40に跨って、 かねてより念願だった尾瀬への登りを攻める事に決め、 結局この日は峠の順に3km、10km、6km、2kmの4本の登りを含んで走行距離175km。 普通の年なら汗ダラダラ、其処此処にある清水を求めながらの練習となるのですが、 今年は非常に寒〜いバイク練習。画像では晴れて暑そうに見えますが、 実際はウインドブレーカーかアームウォーマーが欲しくなるくらいの寒さでした。

↑まず最初の峠は山入村(この名前も凄い)から隣町の只見町まで抜ける松坂峠。3kmの短い峠でアップに丁度良い! が、ここに来るまでもずっと登り勾配。でも、山入川と言う超きれいな小川沿いの田舎道で走ってて気持ちイイッス!

↑隣町の只見町に出ると、伊南川(いながわ)沿いに国道289号線を上流に向かってひたすら走る! 伊南川は渓流釣りで有名で、アユの解禁時期になると釣り人のメッカとなる。 国道289号は左に折れて駒止峠を越え会津田島へ向かう。直進すると国道401号となる。 (遠くに南郷スキー場が見える)

↑ソバで有名な檜枝岐村の道路(国道401号から352号になっていた)沿いには、ソバ畑が点在していた。 この辺になると標高も高く、寒さのため稲作には適さない。 昔はソバが唯一の穀物であったのかも知れない。 この辺から明らかな登りが始まる。

↑途中にあった高畑スキー場の駐車場でパチリ! 小出(新潟県)まで103km、尾瀬まで29kmと出ていた。 実際バイクで行けるのは尾瀬の入り口、御池駐車場まで。 29kmと言うのは何処までの距離でしょう?

↑道路に沿って流れる檜枝岐川の途中にあった景勝「屏風岩」。 檜枝岐川は尾瀬を水源とする超清流。落差も在るため流れも急だ。 イワナやマスなどの清流にしかいない魚の棲みかとなっている。

↑登りの途中で眼下を見下ろす!山また山のはるか下に、登って来た国道352号線(もしくは401号線)が見える。 明らかに登りと分かるところから測って、御池の駐車場までは約10kmでした。

↑奥の建物が「御池」のハイカーロッヂ&駐車場。自家用車で来れるのは此処まで。 車の排気ガスから環境を守るため、ここから先は専用バスがハイクコースの 入り口までハイカー達をピストン輸送している。 画像では分かりづらいが此処は交差点。 左手から登って来て正面が御池の駐車場。坂上は小出方面で背中側は奥只見ダムへと下って行く。

↑御池の駐車場から一旦里まで下り、途中の広域林道を右に入ると画像の様な登りが始まる。 何処か面白い登りは無いかと地図で調べていたら、 木賊温泉(とくさおんせん)に向かう山道がかなりきついから行ってみればと兄が教えてくれた。

↑木賊温泉への山道で眼下を見下ろす!道幅は狭いが路面は荒れて無く走りやすかった。 適度な(?)勾配で非常に面白い!約6km〜7kmの登りが続く。

↑木賊温泉を過ぎると国道352号線にぶつかる。右は中山峠を越え会津高原へ向かい、 左を行くと伊南村と言う所でT字にぶつかり、右が只見町方面の国道401号線、 左は352号線のまま尾瀬への坂道へとなっている。画像は352号線に出たばかりを流れていた舘岩川(たていわがわ)。

↑国道401号線から伊南川沿いの国道289号線と、朝通った道を逆行し最初の峠、松坂峠を越える。 頂上には(光って見えないが)「只見町」と「金山町」への境界を示す標識がある。 帰りは標高の高い只見町からの登りのため1km少ない2km程の登りでした。

↑我が村へ辿り着くと既に夕方。 只見川の水は非常に冷たく、水面の大気との温度差から、 夕方になると画像の様なガス(川霧)が川面に広がり、 非常に幻想的な雰囲気を醸し出す。多い時は水面が見えなくなる。 一見の価値在りです!
わずかの晴れ間にランニング! 翌日の8月14日は前夜から土砂降りの雨。 天気は不安定ながら午前中に何とか上がってくれたので、 バイクで遠くまで行くのはやめてラン練習にしました。 右上の川霧画像を撮った田沢橋を渡り、田んぼの真ん中を通る農道を気持ちよく走る。 一旦国道に出た後、また只見川沿いの町道を走る。 地元の人しか通らないので、車はまず入ってこない。 越川(こすがわ)と言う村まで走り、中学時代からの友人T君宅を訪れる。 一年ぶりの再会である。彼は高校時代、陸上部に所属し、 高速の長距離ランナーであった。スポーツをやっていただけに、 今の私の状況も良く理解してくれる。但し「歳のワリには凄いな!」って言う程度だけどね。 暫し歓談後、その先に住む友人H君宅も訪問。 一緒にボート部で頑張った友人である。 彼は卒業時、もう二度とボートは乗りたくないと言っていたにも関わらず、 勤務した先でその経験と能力を買われ、何と漕艇部に入部させられ国体に出場したそうだ。凄い! そこから引き返して自分の村の対面にある滝沢村まで戻り、 また幼なじみのKさん宅訪問。 そんなダラダラしたランニングで15km程を走り、この日の練習は終了。 8月15日、秋田に車で旅行に行ってたターボチームのヒロちゃん夫妻が立ち寄ってくれました。 我が家に一泊して翌日、千葉の自宅へ戻りました。来年も来てチョ!

↑まず最初の登り。松坂峠への3km。
2回目のバイク練習!チョーさむー! 8月16日、やっとこさバイクに乗れる日が来たぜ! 例によって画像だとガンガンの晴れ日和に見えるけど、 実際は曇り模様&時折小粒の雨、オマケに何故か風が強くて、走っていてずーっと寒い一日でした。 この日の走行距離、先日通った松坂峠を手はじめに3km、7km、10km、2.5km、2km、2km、 その他こまごまとした登りを含む195km。 本当は博士峠と言う長い&急な坂を登って来たかったのだが、 あまりの寒さと山中が細かい雨(露とも言う)の様子だったので あきらめてルートを変更しました。 田舎もチョコチョコと道路が変わっている様で、無かった道が出来ていたり、 トンネルが出来てきれいな道になっていたりと、 久しぶりに走ると新鮮なものです。 今までは未舗装だった道が舗装されたりもしているので、 毎年、新しいルートが楽しめそうで、地元の観光案内所から貰って来た地図を眺めては、 既に来年のルート計画に入っています!

↑同じく松坂峠の登り途中。

↑松坂峠から眼下を見る。下に今通って来た道が見える。

↑前回と同じ様に伊南川沿いの国道289号を上流に向かう。 途中、南郷スキー場へ向かう道を左折すると国道401号となる。 スキー場の前に画像の洋風ロッヂがあるが、これはスキー場ロッヂではなく、宿泊施設の様だ。 この道の7km先に新鳥居峠が待っている。

↑新鳥居峠の頂上。手前が只見町でこの先が昭和村(市町村単位の村)となる。 この道、冬場は雪で通行不能になるらしい。以前走った時は途中未舗装の所があったが、 今回は全線舗装されていた。

↑一旦昭和村に入り、村中を通る国道400号を舟鼻峠に向かうと、 村はずれから10kmの登りが始まる。 途中に昭和村の飲料用水源となっている白森清水があり、 ハイカー達の喉を潤していた。 私も自走で帰省の折は度々この清水のお世話になった。

↑舟鼻峠の頂上付近、下郷村へ下る新道(右側)が出来ていた。 頂上はこの1km程先にある。以前5月の連休に帰省した折り、 季節はずれの寒波が日本を被い、この峠で吹雪に遭った事がある。 里に下る途中で雪はみぞれに変わり、薄着の身体は走れども走れどもブルブル震え、 昭和村の真ん中程まで行って電話で兄に救助を求めた事があった。 あれは本当に辛かった!

↑舟鼻峠の新道を通って下郷村(市町村単位の村)に下った。 途中でワザと山側へコースを取ると画像の様な登りが現れた。 登りは短く2.5km程だった。 下って暫く走るとT字路にぶつかる。 その静かな田舎道に、右側から左側に向かって車の渋滞が起きている。 有名な滝でもあるのかと怪訝な顔で進んで行くがそれ風でもない。 と、いきなり左側の道路へ大勢の人達が流れて行く。 何だろうと思って行ってみると、その場所(地域)が旅雑誌などで有名な「大内宿」である事が分かった。 (右画像参照)

↑大内宿とは江戸時代、会津の殿様が参勤交代の折り通ったと言われる(旧)会津西街道の宿場町だ。 現在でも多くの茅葺き屋根の家屋が存在し、江戸時代の風情を偲ばせる。 この地域全体が、保存地域ともなっている様だ。 私はてっきり大内宿は現在の会津西街道(国道121号)沿いにあるのだとばかり思っていたもので、 いきなりの名所の出現にびっくりした。 お盆という事もあり、大内宿は原宿並(?)にごった返していた。

↑大内宿の先に1km程の登りが出現。その坂を登り切るとダム湖が出現した。 小野川を堰き止めたダムの名前は大内ダム。眼下には大内宿が見え(たと思う!?)、 ダムが決壊すると大内宿も全滅だな...などと余計な心配をしてしまった。 大内ダム

↑大内ダム湖畔を走り氷玉峠のトンネルを抜けると画像の様な山並みが広がる。 既に相当な高さまで登っている事が初めて分かった。 曇り空のうえ露っぽく、この辺は兎に角寒かった。 この先で峠は急な下りになり、6kmの気持ちの良いダウンヒルを楽しんだ。 でも寒かった!

↑山を下ると会津盆地の西側に位置する会津本郷町を通って会津高田町へと入る。 ここで本来なら画像の博士山を越え昭和村へ戻る予定であったが、 画像で分かる様に山の中腹から雲にすっぽりと隠れ、 山中は露か小雨であることが分かる。 会津盆地の中を走っていても身体が暖まらない程寒い状態だったので、 博士山越えは断念し、会津若松から金山町・只見町方面へ向かう国道252号線を目指す事にした。

↑右手を見ると、会津盆地の遙か向こうに会津磐梯山が見える。 以前、ターボチームのヒロさん、マサユキさん、サカモトさんと 喜多方からバイクで登り、檜原湖辺りを廻って来た懐かしい思い出がある。 来年は攻めてみるか! この後会津坂下(ばんげ)町まで走り、国道49号線から252号線へと入る。

↑国道252号線をひたすら只見町方面へ走る。途中、1kmから2km程度の登りが何度か出現し、 国道と言えども結構タフなコースだ。画像は私の通った高校のあるJR会津川口駅。 当時はまだ木造平屋の駅舎だった。 駅前にはオートバイでツーリング中と思われる若者達が休んで談笑していた。 時間は夕方の6時。夜の早い田舎ではとっくに夕食の時間。 実家はまだ20km弱先なので、兄に携帯で連絡を入れた。 実は田舎で携帯が使えるのは役場のあるこの一帯だけ。 後は山が邪魔して電波が届かないのだー! 当然マクドナルドもセブンイレブンも吉野屋も無ーーーーい!

↑対面の滝沢村(部落)から我が村(田沢村=田沢部落)へ渡る水色の田沢橋。 遠目には綺麗だが、塗装が剥げて(ハゲて!?)ボロボロ! 架け替えの話も持ち上がっているらしい...が、我が村は民家十数軒、住人も数えるほど。 しかも老人ばかり。架け替えは実現するのか??? 画像を撮った前日は大雨で、川の水も茶色に濁っている。 毎年お盆に田舎へ帰って、この橋まで差し掛かると何故かホッとする。 やっぱり田舎(故郷)はいいもんだねぇ〜...!
ってなタッキーの夏休みレポートでした! タッキーのド田舎を堪能して頂けましたでしょうか。 機会がありましたら、是非自走で行きましょう!(280km程です!) スイム練習の出来る山の上の湖(沼沢湖)もありまっせ! ではでは、これにてタッキーの夏休みレポートおっしまい!
(レポート by タッキー)

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