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(24/JUL/2005) 2005 スリーエフカップ日米親善トライアスロン
 スギ様エリート相手に踏ん張る!

   7月24日(日)、東京都選手権(日本トライアスロン選手権大会東京ブロック代表選考会に出て来ました。 例年の様相とは異なり、かなりエリートレースという形式になっていて自分なんかが出ていいのかという感じの レースになってきている感じがしました。 6月の半ばくらいまでは順調にトレーニングを積んでこれたのですが、後半に体調を壊し2週間近くまともに 動くことができず 予定していたトレーニングが全くできずにいたためモチベーションがめっきり下がってしまい、そのままの状態で 7月は仕事が忙しいこともありトレーニングもまともにできずにレースの日が近づいてきてしまった・・・。 大会の主催より大会プログラムが1週間前くらいに届き内容を見てみると、なんとバイク、ランのコースの変更が記されていた。 例年の10キロ/4周のバイクコースは5キロ/8周回そして初のドラフティングレース。ランは5キロ/2周回から3.3キロ/3周回に。 ランはいいとしてバイクはラップされる確立が一段と高くなり完走が危ういかも・・・。

 しかも制限時間も今までとは全く変わりスイム:25分、バイク:スタートから1時間35分となっていました。 そして、スタートリストを見るとエントリーは20人!そのなかでもすでに10人は知っている強者ばかり・・・!!! 今頃になって緊張してきて練習をもっとしなかったこと、モチベーションをもっと維持できなかったことが悔やまれる! (今更だが・・・) そんななか唯一、救いなのは2週間くらい前からスイムの調子だけは上がってきて 今期で一番いいくらいに泳げてきたのでなんとかスイムは少しでも前で上がりバイクでラップされないようにと思う。 ここまできたらとにかくレース中のモチベーションだけは持続して、各種目すべて追い込んでいくことだけに集中していこう!! と心に決めて会場入りしました。

 朝4時起きして4時半には家を出て6時前に現地に着く。 7時半のスタートにあわせて準備を進めていると次々にエリートの選手が現れる。 中本コーチ、富川コーチ、深浦選手、西崎選手、岡沢選手(元インカレチャンピオン)、蝦沢選手。そして学生の強者たち。 最終の出場者は16人!やはりやめた人が何人かいた様子・・・。 7時過ぎには入水チェックを済ませアップを始める。 そこに飯島さんも登場し挨拶をする。とにかくバイクパックで粘るように言われ気合をいれる! いよいよ選手紹介がありスタート地点に着き、スタート!!

 スイムは750m三角のブイを2周。 1周目はまずまずの感じで泳げたと思う。2周目に入り少しきつかったが一つ目のブイを過ぎたあたりでストロークを 変えてみると 少し楽になりペースも上がり前のパックに追いつく!さらに一つ前のパックを目指すがなかなか追いつかない! そのままでスイム終了しトランジットに走る。ウエットを脱ぐ際に破けてしまい腕がうまく抜けずに少してこずると 前にいた選手達はあっという間にバイクスタートしていってしまう。 結局、二人の選手と一緒にバイクスタートするがバイクシューズを履こうとしたときかかとに付いていた紐を引っ張った瞬間に 紐が千切れてしまいシューズを履くのにてこずっている合間に二人の選手は一気に離れていってしまい追いつくことができず・・・。 エリートレースの厳しさを実感!! 単独で走っていると後ろから二人の選手が追いついてくる。1人はケンズの朝のエリートのスイムで一緒に泳いでいた深浦選手! 彼のバイクは定評があり彼にとことん付いていこうと思う!!! 40キロ以上のペースでの巡航となる。二人の選手は順に先頭交代をしていくが、なかなかそれに加われない・・・。 このままではいけないと思い声をかけ先頭交代に加わる。しかし、加わった後にこのペースで付いていくのはかなりきつい! 少し後ろを必死についていき、脚が落ち着いてきたら先頭交代に加わるといった感じでこのパックにしがみつくようにこぎまくった! 残り3周というところで前の選手がタイヤの接触で落車!目の前で宙を舞いすごい音を立て地面にたたきつけられてしまう! 間一髪でよけることができたが、その後一気に脚に疲れも出始めたのか深浦選手に付くのもかなりつらくなる。 先頭交代をするもついに残り2周というところで付いていけなくなる。 すぐ後ろに先導するバイクが来て先頭集団が迫ってきていることを知らされる。必死にペダルを踏み逃げる! 最後のコーナーをまわり何とか逃げ切れた。あと1周すればバイクゴール!最後まで集中してペダルを踏む。 この時点での先頭との差は6分と知らされる。脚はもうかなり限界まで来ている感じ。ペダリングするたびに脚が攣りそうになる。 そこを何とか踏ん張りバイクゴール!バイク降車位置で降り両足を地面につけた瞬間!

 両足太ももの前も後ろも痙攣とともに攣る!! 痛くて全く動けない・・・。周りの人にどうした!がんばれ!と言われ少しの間立ち尽くし脚の復活を待ち痛みに耐える。 少しして痛みも和らぎ屈伸ができるようになりバイクラックへと急ぐ! 気持ちを切り替えランスタート! なんとか脚は動きそう。1周目の往路はなかなかペースもつかめず、とにかく脚を前に運ぶ。徐々に 脚の痛みも消えペースが出てくる。とにかく少しでも早くゴールを目指す! 2周目に入りだいぶ足も動き始める。途中、飯島さんと河原コーチが声をかけてくれ気合が入る!俄然気持ちだけは前に進んでいく! そのままのペースを保ち最終周も走りきり何とかゴール!! ゴールでは家族が待っていてくれた!スイムアップ、バイクの周回、ランの周回で大きい声で応援し続けてくれていた! 今回もがんばれた!

 結局、なんとか完走で順位は13位。最後にゴールに入ることとなった。これが今の自分の実力である。 完走できたことのうれしさもあったが、いろいろなことに対しての悔しさのほうが大きい! そのなかでも一番悔やまれると言うか情けないのは、トレーニングをしてきたなかでのレースまでのモチベーションが保てなかったこと。 その結果がこれであると思う。 来年に向けて今後の自分の一番の課題はここにあると思う!更なる上を目指し強くなるために今回の経験は ものすごく自分のなかでは大きかった。 新たなトライアスロンの世界が見つかった気がする。

(レポート by スギ)


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