マイティ掲示板−個別表示


[ホームページ][使い方説明][すべて表示][新規書込み][記事の検索][管理者専用]

個別の表示です。返信を押すとツリーに返信します。
24時間以内の書込みにはNEWマークを表示します。

No.14402 応援テレマカシー!(ありがとさんでした) どす鯉@Naito [PC] 03/02(火) 18:26 返信
ただ今、松山の自宅に戻りました。
 掲示板、ケツから順を追って全部精読させていただきました。多っ毛―快調はじめ、残党HIROKOママ、東京マラトン組等も含めたレース前日からの物凄い応援中継、どうもテレマカシでございました!
2010 Ironman Malaysia、”The toughest show on the earth!”。
今年のランカウィは、「昨年以上」と形容するには余りにも暑く、一昨年のChinaにも負けず劣らずでした。

WASU君は、1月だけは順調にトレーニングを消化しましたが、出立10日前から風邪をひいてしまい、体調不良のままの現地入り。 往路の機内では頭がボーっとしたまま洟が止まらず、Langkawiについてから洟は止まったものの、咳は度々出るし背中を中心として体中の骨肉がバキバキに固まって、思うように体が動きませんでした。
そういうことで、今回のレース結果は余り期待できないであろうことは最初から予想されていたので、第一目標を「これまでの練習成果の確認」とし、「記録と順位は気にしない。その時点での最大努力をして、レースを楽しみ尽くすこと!」を第二目標としました。

 レース前々日に、GTI選手と四国選手団で軽くジョギングしながら1.5km離れたスイム会場へ。 朝なのに、ものの数秒で「汗の海」。海では、昨年同様水温が高くて泳ぎやすいと思ったことだけが救いでした(約1000m泳ぐ)。
 今回は、ブラインド・カテゴリー出場の柳川さんと同室で、殆ど終日一緒。大会レースディレクターやWTCアジア地区の責任者ともあいさつ交わして握手し、地元TV局や新聞取材のカメラ写真にも入ったり、インタビューを受けたり…した柳川さんの傍にずっといさせていただきました。
レース前日、その柳川さんのタンデムバイク練習に連れ添って1時間ほど軽くバイク練習。肩〜背中に「大リーグボール養成ギプス」をはめた様な張りが残ったままでした。 暑過ぎて、顎から汗が滴る前に蒸発し、あっという間に腕が日焼けで真っ赤っか。ボトルの水は20分で無くなりました。 この日の気温は40度以上だったそうです。

 レース当日の朝はうす曇り。前日よりは暑くなかったようでしたが、それでもアップのジョグで全身汗でずぶぬれになりました。
 スイム・スタートは、7:30にプロカテゴリーが、7:45にエイジがスタートです。
エイジは、予定時間よりも2-3分早く号砲! ご当地の「ジャンガジャンガ(てーげー)」スタートでありました。コースは、「行って来い」の1往復です。
 往路は上げ潮に逆らって沖へ泳ぐことになり、これが原因でみんなタイムが悪かったようです。 復路は目印のスイム・ゲートがどこだか見えず。背中の張りがあって調子も悪かったので、久しぶりに誰かさんの後についてゆっくりと楽しく泳がせていただきました!(1:11)。
 Swimはたいして息も切らさず終了し(ちょっと楽すぎたか?)、でこれでBikeは余力を残して飛ばせるか!と楽しみにしていましたが、スタートからして直ぐに異常を感じました。全く体に力が入ってきません。去年よりも時速にして約3km/hrほど遅いスピード。「全般的に上り調子?」に感じてしまう始末。
 走り始めて30分頃に、それまでに飲み食いしたものを全部嘔吐。心拍数はいつもより15bpm以上高値のままで、ペースを落として立て直そうと思うのでうが、なかなか下がりません。練習なら30分と持たない心拍数が、2時間以上続きました。
40-45km地点で平磯さんとMat’sに早々と抜かれてしまい、GTIは…いつまでたっても追いついてこないところをみると、「ひょっとしたら、スイムから先行されていたのかも…」とショックを受けそうに…。走り出してからずっとモーローとしていましたが、2時間ほど経ってから漸く正気に戻りました。 脚も体もうまく使えず、あまりの暑さに「バイクを降りて日陰で寝ようか」と思ってしまいました。
コース上は、暑過ぎてA.S.のスクイズボトルや水が売り切れてしまい、選手が止まって蟻のようにたかっているところが数か所ありました。
そんな光景を見て、「今日の目標は今ある力を全部出し切ること。記録や順位は気にしない」と切り替えてマイペースを貫いた結果、昨年よりも約25分も遅いタイムになってしまいました。 非常にキツかったですが、しかし、それなりに楽しんで走れたと思います。

 午後3時頃に最後のラン、8km×5周回+αへ。1週目は、まだ目がくらむほどの暑さです。今年は、ランニングの練習だけは十分で脚だけは十分残っていたのですが「全身」が付いていきません。 あまりの暑さに生命の危険を感じました。沿道で応援してくれていた西内真紀さんからは、「ゴールしたらいくらでも死ねますから、頑張ってくださ〜い!」と声援をいただきました。
 早速A.S.で歩きが入ってしまいました。1週目の復路で、A.S.で食べたパワージェルの強烈な甘さにむせて咳き込み、またもや飲んだ水と食料をすべて戻してしまいました。その後Mat’sにラップされましたが、「無理してついていくと、酷いダメージが残るぞ!」というような予感がし、走り続けられるペースを維持しました。それでも灼熱地獄には全く変わりなく、A.S.では水分補給よりも、まず「氷水スポンジ」で頭と脚を冷やすこと! これで、少し元気が戻ってきました。1kmのラップがずっと`8分前後だったのは、この「スポンジ氷水」を1kmごとのA.S.で殆ど浴びたせいです。A.S.3つにつき2回1分ずつ水をかぶったとしても、それだけで合計で30分はかかる計算です。
 そのようなことで、ランでも「体調を見ながら、ゴールまでに余力を残さぬ程度に楽しんで走る」ことを心掛けました。おかげで、今年はトップ、エイジに関わらず周囲の選手やコース上の様子をよく観察しながら走ることができました。

 滞在中は、ホテルでも屋台のお店でもどこでもいたるところ、選手も関係者も、町の大人も子供も、会う人会う人みんなが「おまえ、アイアンマンか!? そうか、スゲーな!」「来年も来るか? そうか、また来いよ!」と声をかけてくれるし、異なる国の選手同士でもサムアップして健闘を讃えあいました。 島中が、レース全体が本当に歓迎してくれて、とても盛り上がりました。
参加選手人数は少ないですが、ムードつくりについてはI.M. Japanもぜひ参考にしてほしいと思います。

 レース前日と翌日の昼食は、Mat’sの友人の現地滞在邦人の方々の伝手で、中華飯店で熱烈大歓迎ご招待を受け、身振り手振りで国際交流を楽しみました。夜は夜で、昨年Yama & GTIが行ったという海鮮飯店で、店長のLeonさん(47歳)と町の自称「山口組ヤクザ」のお客さんと、これまたディープな深夜交流会もありました(最終日の夕方もLeonさんに挨拶して、wine1本空けてきました)。

 一緒に行動を共にした四国選手団から、3名がハワイのチャンピォンシップ出場権を獲得しました(46−50M平磯さん2位、51−55♂宝窪さん1位、同F芝さん1位)。特に、徳島の宝窪(ほうくぼ)さんは、これまでIRONMANで12時間を切ったことがなく、今回も12時間強でしたがエイジ優勝でした。当然、海外の強豪も多数参加した中での結果です。灼熱地獄の中、サバイバル・レースでの超我慢が幸運を呼び寄せた結果であり、我々一般エイジ選手は大いに勇気づけられました。
 そして全盲のアスリート:柳川さんには、Mat’sの友人、現地の松永さん(51歳)がレース全行程を一人でサポート! 制限時間の20分前(16:40頃)にゴールに登場。優勝選手にも引けを取らない取材陣が待つゲートに感動のゴール・イン! 最高潮の盛り上がりを演出してくれました!

 今日、帰りの道中でチーム・ゴ〜ヤの桑原選手の話を聞く機会がありました。
 彼のレースは、傍目には「ランでつぶれて終わり」で失敗ともみえそうでしたが、彼自身としては「物凄くキツかったけれど、最後まで走り通せてよかった」そうです。そして、「プロであっても、最後まで投げださずに完走することこそが、トライアスロンには最も大切なことと思っています」と語ってくれました(今回、多くのプロ選手が歩きながらも途中で投げ出さずにゴールを目指していました)。
また、「今回の結果は、去年のトレーニングの成果だと思っています。たとえ今日が駄目でも、今年頑張ることが来年につながると思うから、いつも前向きで頑張れます。落ち込んでなんかいません。宮古島では、また別人のようになっていると思いますし」とも。
彼は噂だけでなく、本当にイイ男ですね。カッコよすぎでした。


さて、ひょんなことからI.M. Japanに先の柳川さんのスイム・パートナーとして3.8kmほどだけ出場するかもしれない可能性が出てきました。もしも参加できるようなら、今年最大の目標レース、8月1日のREGENSBURGに向かっていい練習にしようと思います。
来週あたりから再始動です。REGENSBURGには、「問題があったとしたら、遠征費の捻出くらいだな」と言えるくらい、しっかりトレーニングを積んで体調万全で臨みたいと思います。

最後に…東京マラソンも終わったようですし、いよいよ宮古島、Japanに向けて本格始動でしょうかね。
GTIもMat’sもWASUくんも、これからまだまだブイブイ言わせてがんばりまっせー!
みんなでMITHGYを、Triathlonを、もっともっと盛り上げていきましょう!

では、また!!

もどる

ユーザ削除:各項を入力して削除を押してください。
記事番号: パスワード:


mbbs.cgi v2.02 by suzukyu 2000.12