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(04/JUL/2004) 2004 野尻湖トライアスロン大会( by GTIウエキ)

『2004野尻湖カップト ライアスロン・ジャパンオープン』

 今年も野尻湖の夏、MIGHTYの夏がやって来た。 4月3日に練習中の事故で股関節を骨折し、5月末のIMジャパンを辞退、 今期絶望と思っていたが、奇跡の回復力で1ヵ月後には普通の生活にカムバック。 そんなこともあってか、我クラブの恒例イベントである「野尻湖大会」に締め切り 2日前に滑り込みでエントリー。今シーズン第1戦(復帰戦)が決まった。


↑スイムスタート前、期待の胃の上大将と!


↑5分後の第2ウエーブでスイムをトップ(?)で上がる。


↑素早いトランジットで胃の上の直後、しかもタッキーより先にバイクスタート!作戦通り!


↑バイク終了!快調快調!


↑そして早業のトランジットでタッキーより先にランスタート!


↑ランでタッキーに追い付かれるも、その時点で5分のアドバンテージ!


↑ランゴール!先行したタッキーとの差は何分か?


↑ゴール後タッキーと健闘を讃え合う!(来年は負けん!)


-> 信濃町のホームページ
■2004野尻湖に懸ける意気込み
・ツアコンとしてレイクハウスのイベントは過去最高に盛り上げる。
・選手としてタッキー潰し。バイクまで全開バリバリ。ランで行けるところまで行く。

■レースのシナリオ
@5分後の第2ウエーブから追いかけ、トランジット(スイム→バイク)で捕らえる。
Aバイクスタートで先行し、バイクフィニッシュまで逃げ切る。
B5分以上のアドバンテージを得てランで先行。
Cランで追いつかれても背中の見える位置をキープして勝利する。

■Swim
スタートは第2ウエーブ。5分遅れてのスタート。 第1ウエーブのタッキー、ドスさん、胃の上の大将、アキリン、女性陣の顔が見える。 タッキーと胃の上の大将が中央右側の最前列にスタンバッた。(意気込みが感じられ るゼ!)

8:20
第1ウエーブスタート。同時にアサヒスーパードライのイメージソングが大音量で流 れた。これは正しく2002IMジャパンのTV放映でノーマン・スタドラー選手がバイクを疾 走している時のバックミュージック。このビートでイッキにボルテージが最高潮に達し た。
第2ウエーブスタート2分前のアナウンス。後ろを振り返ると愛娘が「はやく前に行 け」というジェスチャーをしている。野尻湖はフローティングではないが、水に入っての スタート。股関節を冷やしたくなかったため、ギリギリまで陸で待機していた。
第2ウエーブスタート1分前のアナウンス。スルスルと中央最前列に移動。左を振り向 くとそこにはクボタ君。何を話したかは覚えていない。

8:25
第2ウエーブスタート。珍しくバトルなく気持ちよくスタートできた。第1ブイまでの 途中、 早くも右方向に大きくコースミス。ライフセーバーに方向修正してもらう以外は、順 調に100m毎のブイを1つ1つクリア。600m以降はほぼ一人旅で、邪魔されることなく上手 く第1ウエーブの選手をパスして快調に前を進めた。 裸眼での戦いに限界を感じるようになり、今回より秘密兵器のコンタクトレンズを使 用。遠くのブイまでも確実に捕らえることが出来、少しは最短距離を泳ぐことが出来たと 感じる。それにしても、野尻湖の水はいつ飲んでも旨い!

■Swim→Bikeトランジッション
25分54秒(28位)でスイムアップ。ウエットの上半身を下ろして、隠してあった MIGHTYジャージに走りながら袖を通す。数十メートル走ったところでウエットを完全脱皮 し、また走る。 目に飛び込んで来たのは、オレンジのMIGHTYジャージ。トランジットに悪戦苦闘して いるタッキー&胃の上の大将ではないか!ゲーーーーッツ! ウエットとゴーグル、スイムキャップを放り投げ、サングラスとヘルメットをして裸 足のままバイクスタート。シナリオ@成功!

■Bike
胃の上の大将には一歩先を行かれたが、タッキーはまだ来ない。 1周目、一発目の坂の下で女房と子どもたちが応援してくれていた。既に心臓バクバ クで苦しい。大概1周目はこんな感じでペースが掴めない。 8キロ地点で前を行った胃の上大将の背中を捕らえた。そして10キロ地点でパス。 「がんばれ!」と声を掛ける。
2周目のホームストレート。歓声が鳴り響く。嬉しい応援だ。 また一発目の坂の下で家族が待っていてくれた。「パパがんばれ〜!」とその直後 「タッキー、行け〜!」とマナミの声。「ナニ〜ッ!も〜来たんかよ〜。」と後ろを振り 向くとえらい勢いでパスされてしまった。 『おわった・・・シナリオもここまで・・・』と思った矢先、上りでタッキーの勢い が落ちはじめた。「ついて行けば?」と思った瞬間、作戦変更に切り替えた。『このままタッ キーのペースについて行けさえすれば、5分のアドバンテージは保てたまま。よっしゃ、 ここは踏ん張ってドラフティング・ゾーンを保ってついて行くべし!』。シナリオCが 早くもバイクで適応となった。 上りで前に出ようとすると、意地でも前に出さんとするタッキー。 ここは大人しく10m車間距離を開けてタッキーの背後を伺うことにした。 3周目の最後の下りでタッキーがスパート。大きく200mほど離されてしまった。 ラスト300m、バイクシューズを脱ぎ始めて降車の準備に取り掛かる。 バイクラップ1時間28分22秒(17位)

■Bike→Runトランジッション
降車すると、一目散に自分のラック目掛けて走る。サドルをラックに掛け、ヘルメッ トを脱ぎ捨て、ランシューズを履く。ライバルがもたついてる間にランスタート。 (第2ウエーブトップ通過) この時点でタッキーとの差+5分40秒。シナリオのリスケに成功!シナリオBからの展 開となった。スプリット1時間54分16秒。総合12位通過。

■Run
走りはじめて心臓バクバク。沿道で応援している山本光宏氏の前を駆け抜ける。 ランスタートして約1.5kmは、バイクと対面通行となる。Cozyが、胃の上の大将が、 おっと! ドスさんなんでそんなとこに?、横Gと分かるだけでも4人とすれ違った。 国際村を抜け一発目の檄坂で「!!!!」股関節に違和感発生。早くも歩きはじめ る。後ろを振り返るが、まだタッキーの姿はない。そして九十九折の坂の中間で、 後方約30mにオレンジが見えた。タッキーが来た。どんどん近くなる。 パスされた。喰らいつこうとするが、 脚がなく半戦意喪失モード。どんどん背中が小さくなっていく。アドバンテージ5分 を切る。 踏み切りを過ぎた先のエイドでTA(ショート)人生初の小便をした。どの位出ただろ うか? 身軽になって前を行くタッキーを追う。 農道の直線に入るとまたもやそこには山本光宏氏の姿が。「MIGHTYがんばれ!」と 手を叩いて声援をくれた。 8kmの折り返し手前約250mくらいでタッキーとすれ違う。「500m差か・・・」 折り返して、酷暑の農道をCozy、ドスさん、胃の上大将の順ですれ違う。 Cozyは笑ってGTIとハイタッチ。ドスさんはマイペースな走りで、サングラス越しの 表情は窺い知れず。胃の上の大将は辛そうだった。膝が痛いのだろうか? 俺も痛い「がんばれ!」と声を掛けてやる。 約11km地点の踏み切り先の檄坂。もう完全脚は無い。全部歩いてしまった。 上り切ったそこへ怪鳥。「すぐ前にタッキーいるぞ!何やってんだ!」のゲキ。 太鼓橋手前500mでPeさん。「タッキー200m前にいるよ」。 『そんなわきゃないっしょ〜!?』とGTI。 国際村付近で横G。「タッキー3分くらい先」。『え"ぇぇぇ〜〜〜、ほんまに?』と GTI。そんな言われると不思議と可能性があるのかと追う意欲が湧いてくる。 1秒でもいいからタッキーよりリードしたい。 国際村で外人さんが「OH!マイティ〜!」と叫ぶ。こっちも「ワ〜オ!」と返す。 残り約2km。必至になって走る。徐々に沿道の人と声援が多くなって来た。 自身に「がんばれ!がんばれ!」と言って走る。そしてゴール。時計は3時間18分46秒。 ランラップ1時間24分30秒(116位)ガックシ。

■総評
TOTAL3時間18分46秒。総合37位。 5分40秒差もあったのに、タッキーに逆に40秒差で大逆転負けを喫した。 そして自己ベストより9分も遅いタイム。 あそこでトイレしなければ、坂で歩かなければと、悔やむ点はあれど、 これが今の実力。 且つ弱っちい証拠。もっと鍛え上げねば、ライバルに勝つことは難しい。 とりあえず今回は40秒差で食い止められたことをヨシとし、 途中まで良いレース展開が出来たことを高く評価するとしよう。 次に繋がるレースであったと少なからず感じる。 これからも切磋琢磨して互いの競技レベルを向上したいと強く感じる。 ありがとう野尻湖。ありがとうMIGHTY。

(レポート by GTIウエキ)


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